2006-06-05 「完全版 怪人二十面相・伝」 読書 図書館で偶然手に取ったんだが、すごく面白かった。 二十面相シリーズは、戦前が舞台のものと戦後が舞台のものがあって、その間登場人物が年を取っていないとかいろいろ不整合があるんだが、そのミッシングリングを見事に繋いでいる。 「怪人二十面相」と「青銅の魔人」の舞台裏ストーリーになっているので、原作を思い出しながらマニアックに読んで楽しめた。 乱歩もののパラレルストーリーなら、「一九三四年冬―乱歩」もおすすめ。こっちは新潮文庫だから手に入りやすいし。