何という訳でもないが

高校生くらいの頃は雑誌も音楽もTVも未知の情報に溢れていて、そこからいろいろな世界への道が通じているように思えた。放っておいてもむこうから新しいものがやってきたような気がする。
今は自分から動いて新しい何かに接しても、そこから別の世界に通じるような道は見えない。だから新しいものに接しようという気持ちも減ってくる。
古い音楽ばかり聴いたり、昔のアニメをDVDで借りて見たり、前に読んだ小説を読み直したりばかりしている。
今の高校生にはどんな世界が見えているんだろうか? 想像がつかない。高校生の気持ちが想像できないなんて高校生や大学生くらいのときには想像もできなかった。
つまるところ歳を取ったで済ませていいのか? よくわからない。