卒業検定

昨日の雨はすっかりあがって今日は晴天の検定日和。今日検定を受ける人が待合室に集まってきた。15人ちかくいるだろうか? 結構多い。
教官から検定の説明を聞いているうちにすごく緊張してきた。名前を呼ばれ、採点シートを渡される。そこに検定コースと順番が書いてある。コースは2コースで順番は3番目。のんびりイメージトレーニングをしている暇はない。体操をして体をほぐして、ついでに精神的な緊張も取らなければ。それにしても水曜日に続いて今日もコースを走っている教習生が多い。この状況で検定を受けるのはものすごくプレッシャーになる。
3番目なんてあっという間に回ってきてしまう。採点シートを教官に渡して検定スタート。まずはバイクを真っ直ぐ起こし、サイドスタンドを払って後方確認して乗車。右にウィンカーを出して発進する。2コースは発進してすぐに右レーンに入って右折しなければいけないのが面倒臭い。外周道路を半周して右折、左折してクランク。半クラを使ってふらつかないようにしながら通過。見通しの悪い交差点を右折左折してまた外周道路へ出て次はスラローム。結局最後までコツは掴めなかったが、パイロ接触だけはしないように無理せず通過、左折して信号で停止して次は交差点を右折だ。信号が変わったので安全確認して発進、と思ったらエンスト。1回ならエンストは減点にならないと分かっていてもちょっと動揺する。エンジンをかけて再スタート。坂道を1速で登って下って坂の下で一時停止。ここで右折して外周道路に出るんだけど、教習車が多くてなかなか右に出られない。しかしここで焦ってはいけないと自分に言い聞かせる。1分くらい待ってやっと右折できた。直線で進路変更して右折して踏切に。一時停止して大げさなくらいに左右確認して1速で踏切通過、直後にシフトアップして2速でS字に入る。S字の出口は半クラを使って上手く小回りできた。進路変更して右折し、また外周道路へ。次は急制動。人が多くて前がつかえているのでここでも少し待つ。1速2速3速とテンポ良くシフトアップして40km/hちょっとまで加速。アクセル戻してブレーキング。おもわず左手でクラッチを握りそうになるけど停止直前まで我慢我慢。11mの停止線は全然見なかったが余裕で停止できた。シフトを1速に戻して発進、右折で一本橋に入る。一本橋は右と左に2本あってどちらかというと左側の方がやりやすいのだが、対向車線に停止している車両があって右の一本橋にしか入れなかった。ちょっと嫌な予感を感じつつ、停止位置からクラッチを繋ぎ一本橋に乗る。「いかん、速い!」と思ったがバランスを崩しそうなのでそのままスルスル走る。最後にブレーキングで帳尻を合わせようとしたが、タイムは6秒ちょっとで渡り切ってしまった。あたたたー。最後の外周道路に出て右折して苦手な坂道発進。まずエンジン回転数を上げるところで噴かしすぎてしまう。タコメータを見ながら左手クラッチを慎重に探って、回転数が「すっ」と落ちるところでゆっくり後ろブレーキを緩める。半クラを長めに使って坂道発進成功。あとは坂を下って交差点を通過し、左ウィンカーを出して発着点に戻る。左に寄せて停止。ギアをニュートラルにしてエンジン停止して、後方確認して降車。このときちょっと左に寄せすぎていたので足を着くスペースが少なくて焦ってしまう。ちょっとふらついたけど、サイドスタンドをかけてハンドルを左に切って検定終了。大きな失点は一本橋のタイムくらいなのでイケるか?

検定が終わって控え室に行く途中で肩を叩かれる。何かと思って振り返るとなんとtask氏が! しかも片手にビデオカメラまで持ってるよ! 「腰骨さんも来てますよ」って、やられたー。2人が来ていたこともまったく気がついてないほど緊張していたのか。


12時過ぎまで待ち、ようやく検定結果が伝えられる。結果は無事合格。教官からは「大きなミスはなかったですが、あえて言うと、停止するときに前後ブレーキのバランス良く止まるようにして右足をつかないことと、右左折の前にきっちり右左に寄っておくとより安全ですよ」との講評。ジュースをお祝いにもらい、卒業証明書をもらってこれで教習所は卒業です。1時間もオーバーすることなく卒業できて安心パックが無駄になってしまったがまぁいいか。さっそく明日半休を取って二俣川の免許センターに行こう。