「なぜハーレーだけが売れるのか」

図書館で見つけて借りてみたら結構面白い内容だった。
読んで思ったのは、ハーレーとMacは似てるなということ。どちらも独特のカルチャーがあって熱心なファンがいて、性能だけで測れない製品を売っている。この本では外部からやってきた社長がハーレー・ジャパンを再建した手法が書いてあるのだが、まず手をつけたのが販売店網の作り直しだった。これも初代iMac登場からアップルが始めた販売店の選別とその後のアップルストア、店舗内ストアのオープンと同じ手法だ。
古くからのマカーとしてはiMac以前のMacショップの文化みたいなものがアップルの改革によって失われて、それと引き替えに今のアップルの好調があると思っている。ハーレーも大型二輪販売台数NO1になったとこの本では持ち上げているが、Macみたいに、かわりに失ったものがあるんじゃないの?とうがって見てしまうがどうなんだろう。