「怪獣使いと少年 ウルトラマンの作家たち」
- 作者: 切通理作
- 出版社/メーカー: 宝島社
- 発売日: 2000/05
- メディア: 文庫
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私はウルトラ濃度の低い人なので、オタクの一般常識的知識として「ジャミラは地球人」とか「ノンマルトは地球の原住民」というのを知っている程度に過ぎないのだが、いわゆる「子供向けに収まらないウルトラマン」が、金城哲夫、佐々木守、上原正三、市川森一という脚本家によって生み出されていたこと、4人の脚本家の個性と作風の違いなどがよく分かった。
以前NHKで金城哲夫の足跡を振り返る番組を見たことがあるので、なんとなくウルトラシリーズは金城一人の個性で作られたようなイメージを持っていたが、他の3人も重要なエピソードを書いていて、ウルトラだけでなく子供番組の歴史を語るのに外せない凄い人たちであることを初めて知った。