川崎縦貫高速鉄道終了のお知らせ

川崎市、高速鉄道事業会計を閉鎖へ/神奈川:ローカルニュース : ニュース : カナロコ -- 神奈川新聞社
燃料電池車だの何だのと散々迷走していた川崎市営地下鉄こと川崎縦貫高速鉄道の計画もついに潰れたか。
正直、川崎市の規模であれば「作れば鉄道単体である程度の採算は取れる」とは思うのだが、地下鉄にかまけてそれ以外の交通への予算配分が大きく削られるのは問題だと思うので、撤退には大賛成。
地下鉄にしても川崎縦貫道路にしても、なかなか進捗しない大規模工事よりも先に、現行インフラの速効性のある改良を進めた方が良いのではないだろうか。
先日アクアラインを使って袖ヶ浦まで往復したときに再認識したのだが、川崎市は市内の南北交通に対して今まで手を付けていなさすぎた。例えば尻手黒川線はなんで途中1車線になる箇所があんなに多いのだろう。世田町の登戸から新百合ケ丘にかけての道の細さも20年前からちっとも変わっていない。
鉄道も、小田急田園都市線川崎市に入った途端に複々線が終わるという状況は川崎市政の怠慢だろう。南武線も連続立体交差にすれば溝口の渋滞も緩和されるだろう。
「縦貫鉄道、縦貫道路ができれば改善される」という認識がこれを機会に改められて、地道な改良を進める第一歩となって欲しい。