「ストリート・キッズ」

またまた本棚に眠っていたものを読了。しかしこの本、いつどこで買ったのか記憶が全くない。

ストリート・キッズ (創元推理文庫)

ストリート・キッズ (創元推理文庫)

読んでみたら正統派ハードボイルドで、探偵はクールでヒロインは美しく、当然ヒロインは探偵に惚れるのだけれど結ばれず、探偵はまたハードボイルドな世界に戻っていくというお約束な展開だが、とにかく主人公のキャラクターが魅力的で一気に読んでしまった。70年代後半くらいのアメリカとイギリスのロウワークラスの文化の描き方、とくにアメリカ人の主人公がイギリスのパンクミュージックに触れて、パンクに込められた鬱憤を理解するというシーンが良かった。
調べてみたら同じ主人公でシリーズ物になっているようなので、図書館に置いてないか調べてみよう。