「りびんぐゲーム」1〜10巻

腰骨さん引越し時にいただいた「りびんぐゲーム」全10巻を通勤時に少しづつ読んで、昨日読了。
連載時にスピリッツで読んでいただけで全体を通して一挙に読んだのは初めてなのだが、後半の建築士を目指すあたりのくだりは全く忘れていた。多分当時の私はいずみちゃんと不破先輩がやってしまったあたりで作品への興味をなくしていたのかもしれない。
今読むと、ラブコメ話と仕事あるいは自己確立の話のバランスの取り方が絶妙で、「恋と仕事どちらも大事」という言い方をするとありきたりだけど、いずみちゃんの視点からも、不破先輩の視点からもそのことをきっちり描いていて、見事な完結の仕方だなー、という印象。あと、80年代後半〜90年代前半の流行や社会状況がもうね、オッサンにとっては懐かしいの一言。いずみちゃんがカラオケでたまの「さよなら人類」を歌ったりとか。
それにしても「りびんぐゲーム」連載当時のスピリッツは本当に充実していたなぁ。今はなんだか社会派だったり社会人向けだったりの作品が多すぎて、読んでいてもつまらないもんな。

りびんぐゲーム 8 見上げる夢 (ビッグコミックス)

りびんぐゲーム 8 見上げる夢 (ビッグコミックス)

りびんぐゲーム 9 朝帰りの二人 (ビッグコミックス)

りびんぐゲーム 9 朝帰りの二人 (ビッグコミックス)