「たまの映画」観た

吉祥寺バウスシアターのレイトショーで観てきた。映画の日なので、通路にも椅子が出てそれが埋まるくらいの客入りだった。サラリーマンのコスプレをした人は私含めて3人くらいで、あとはサブカル善男善女ばかりで、なんだか肩身が狭かった。
で、映画の感想だが、先日たまたまNHKでB'zのドキュメンタリーをやっていたのを見たのですよ。稲葉は毎日ランニングをして、加湿器で喉のコンディションに気を使ったり、松本はギターソロを納得できるまで何度も録音し直したりと、物凄くストイックに音楽に接しているのを見て、凄いなと思ったんだけど、「たまの映画」で元たまの3人の音楽に対する姿を見て、「ああ、やっぱり自分はB'zよりたまの方が好きだし共感できるな」と強く思った。
確かにB'zのようにプロに徹したスタンスは文句の付けようがないし、それで誰もが納得する結果を出してるのだから凄いことなんだけど、自分が心を惹かれるのは、そんな正論で分析できるところではないんだ。私が好きなのは、頭では分かっているけどそんなに都合良くできないよね、というようなどうしようもなさであり、石川さんの叫びのような不可思議な、理不尽な、ある種の直視しにくい部分なんだよね。要は皆がB'zのような生き方をする世の中はご免で、たまの生き方をする人も必要なのだ。
ただきっと元たまの3人も映画に写っていない部分で個人的努力というかトレーニングはしているはずだと想像ができるくらいには自分も大人になったので、やりたいことだけやるんじゃイカンと決意をし直したよ。
あと映画を観てカズーが欲しくなった。Amazonで売ってるかな?