「外天楼」

外天楼 (KCデラックス)

外天楼 (KCデラックス)

読み始めはいつもの「それ町」のような推理コメディーだと思いきや、中盤から本格推理になり、最後はSFで終わる見事なストーリー。どことなく80年代チックな香りもある。もしかしたら石黒正数の現時点での最高傑作かも。帯で新房が絶賛しているのも納得。
高校生くらいの頃はこういう救いのない話が大好きだったのを思い出した。