「みんなCM音楽を歌っていた 大森昭男ともうひとつのJ-POP」
みんなCM音楽を歌っていた―大森昭男ともうひとつのJ‐POP
- 作者: 田家秀樹
- 出版社/メーカー: スタジオジブリ
- 発売日: 2007/08/01
- メディア: 単行本
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大瀧詠一、坂本龍一、鈴木慶一といったミュージシャンを起用してCMを作成した大森昭男という人の仕事を、三木鶏郎に始まる日本のCM音楽を俯瞰しながら追った本。
この本を読んで大森昭男という名前を初めて知ったのだけれど、80年代の文化の流れを作った重要人物と呼んでいいくらいの人で、西武「おいしい生活」とかその辺のCMがこの人の作品だそうだ。80年代の文化ってTVCMと連携して動いていたんだなあ、ということが改めて分かった。
YMOー細野ーはっぴぃえんどー大瀧ーシュガーベイブー大貫妙子というふうに芋づる式で聴いてみたら、実は大森昭男のCMで繋がっていたという。多分私の音楽趣味もこの人のCMによる刷り込み現象なのかもしれない。
他にこの本を読んで「へー」と思った話。
- 成和アングルというCM制作会社と平凡出版(後のマガジンハウス)が提携して、音響ハウススタジオができた。
- ホンダCITYのあのCMを作曲したのは井上大輔