吸気系モディファイその弐・象鼻交換とキャブレターセッティング

前回の象鼻取り外しに続いて、豚鼻の交換とキャブのセッティング調整に挑戦。
まずは左側シュラウドを外してエアクリーナーボックスの蓋を開けてフィルタのスポンジを外す。ここまでは以前フィルタの清掃でやったことがある。

奥にあるのが通称ブタ鼻。ゴム製なのでラジオペンチを使って捻り出す。

左が取り出したもので、右が今回購入したKLX110用の同パーツ。ぱっと見た感じでも2倍程度の開口面積がある。

上手く入らないな・・・

こんなもんか。フィルタ、エアクリ、シュラウドを元に戻して象鼻交換は完了。
この状態でちょっと走ってみたところ、アクセルを戻すと排気音が「パンパパパン」といった感じの音になり、加速時もエンジンは回るけれど速度が付いて来ないような状態になったので、これが「薄い」ということなのかと理解した。


続いてキャブレターの調整をする。右側のシュラウドと、シュラウドのステーになっているラジエターガードみたいな部品を外す。


おっとその前に燃料コックをオフの位置にしておくのを忘れていた。

コックをオフにしたら、キャブレターの底部近くにあるネジを緩めると、ドレンホースからキャブレター内に残っているガソリンが排出されるので、ペットボトルか何かで受け止めてタンクに戻す。

チョークワイヤーと、燃料ホースを外して、

右の吸入側は、固定バンドを緩めてガポっと外す感じで。左のエンジン側はボルト2本を抜き、黒いプラスチック製のスペーサを外してキャブ本体を手前に引っ張り出す。このときスペーサにゴムのOリングが付いているのでなくさないようにする。

で、キャブの底部を外すとこんな感じ。手前側がメインジェットで奥がスロージェット。今回はとりあえずメインジェットの交換だけで様子を見ることにする。

買ってきたのはシフトアップのメインジェットセット「ケイヒン丸小」タイプ6個セット。

標準の#75から#82に変更。逆順に組み立てて作業完了である。


近所を試走してみると、先ほどの薄い状態が解消されて、加速もよくなった。エアスクリューは右に目一杯回した状態(全閉)から1回転と1/2戻しでよいかな。


追記:気温が低くなってくるとエアスクリューの戻し量が1回転→1/2回転になって、それでも薄い感じがするので、今後スロージェットの交換をした方がよさそう。ついでにメインジェットも#85にしてみようと思う。